2023.07.20
<ジャパンエコトラックとは>
「ジャパンエコトラック」とは、自然を満喫する新しい旅の形。
自ら大地を踏みしめ、あるいはペダルを踏み、またはパドルを漕ぎ、季節の移ろいや標高の変化を感じる人力の旅。車では見過ごしてしまうような小さなスポットも、トレッキングや自転車、カヤック・SUPといった人力のみによるスローな旅なら、気ままに立ち寄ることができます。その土地の魅力や自然を細やかに肌で感じられるのがジャパンエコトラックの魅力です。
https://www.japanecotrack.net/area/13
ジャパンエコトラック伊勢熊野には以下の4つのゾーンがあり、ゾーンごとの魅力や楽しみ方があります。
そんな、ジャパンエコトラック「伊勢熊野」―伊勢と熊野を結ぶ旅―の魅力を多くの人に体感していただくため、熊野・紀宝ゾーンにおいて、川の参詣道として世界遺産に登録されている熊野川を、カヌーやSUPで、新緑美しい雄大な景色の中、ゆったりと川の旅を楽しむイベント「三重県 熊野・紀宝 カヌー&SUP川下りフェスティバル2023」を2023年5月21日(日)に開催しました。
主催は、三重県ジャパンエコトラック推進協議会(熊野市、紀宝町、松阪市、大台町、紀北町、三重県)。
コースは、熊野市紀和町の小船梅林から、飛雪の滝キャンプ場までの約10km。
約2時間の川旅です。
朝6時半、薄霧がかかる熊野川。イベントの準備に入る前にスタッフ一同円陣を組んで
気合のかけ声が響き渡ります。
イベントに使用するパッククラフトの準備。「ガイドツアーの部」を案内いただく「くまの・川遊び部」の佐竹さんも朝から大忙し。
受付開始。参加者を温かく笑顔でお迎えする受付スタッフ。
カヌーやSUPを準備。
8時45分、開会式。三重県ジャパンエコトラック推進協議会 伊藤会長が挨拶。
いよいよフェスティバルスタートです!!
熊野川の河川敷に色とりどりのカヌー・SUP・パックラフトなどが一斉に並びスタートを待つ参加者。
これから始まる楽しいツアーへのワクワク感に笑顔がこぼれます。
四日市から参加されたご夫婦。奥様の方は今回初体験。旦那様の方は、過去に熊野川をメガSUPで下った経験があるそう。その時に味わった感動をもう一度味わいたいと、今回は奥様も誘ってのご参加。
ここで、今回のイベントで参加者の方々の安全管理をしてくださるアウトドアガイドの皆さんをご紹介します。
くまの・川遊び部 代表 佐竹 剛さん
大学で自転車旅に憧れ入ったワンダーフォーゲル部で登山や沢登りなどアウトドアの楽しさを知り、熊野古道を旅した際に地域の人々の暖かさに魅力を感じ、2018年紀宝町の地域おこし協力隊に就任。退任後の2021年より町を流れる熊野川と、その支流を拠点にガイド業を開始。天然滝を滑り降りたり、滝つぼに飛び込んだりして滝で遊ぶツアーの他、パックラフトと呼ばれるゴムボートでゆったりと川を下るツアーを実施するなど、熊野の「滝と川」の魅力をガイドされています。
HP:https://www.kumakawabu.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/kumano_kawaasobi_bu/
Facebook:https://www.facebook.com/kumakawafan/?locale=ja_JP
熊野川体感塾
代表の舟大工・谷上嘉一さんは、川と森の大切さをわかってもらいたいという想いから、およそ40年前に途絶えた「三反帆(さんだんぼ)」を復活させ、乗船体験ツアーを行っています。三反帆は、かつて熊野川で地域の物産である木材、炭、石炭や地域住民の物資の輸送や移動手段として用いられていたそうです。
体験ツアーは予約制で、まずは、三反帆の貴重な講話からスタート。知識を深めてから、熊野川を体感する川の旅はひと味ちがいます。船旅は、約2時間半、川風を受け、悠々と流れる熊野川をどんどん突き進みます。世界遺産熊野速玉大社の参拝も交え、悠久の歴史に思いを馳せる時間を過ごすことができます。
HP: https://www.za.ztv.ne.jp/w58yd3jb/index.html
アタシカデイズ代表 近藤 久史さん
三重県生まれ。趣味はサーフィン。20代の海外生活・東京での仕事を経て、2016年に地域おこし協力隊として熊野市に移住。海と山に囲まれた小さな町の資源を活用しそこから生まれる「モノ」と「コト」(柑橘果樹園、1組限定海辺の宿、週末カフェ、SUPなどのアウトドアガイド)などを提供されています。
HP: https://newdeer.jimdofree.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/atashikadays/
NPO法人i sierra 理事長 太田 覚さん
飯高・飯南地域において、カヌー体験や登山・サイクリングガイド等を提供されています。また、担い手の減少により失われつつある、地域に残る昔ながらの「とっときみそ」の開発、製品化に携わるなど地域資源を活用したビジネスの実践者でもいらっしゃいます。その「とっときみそ」で作った「とっとき味噌汁」を、ふるまいにてご提供いただきました。
インスタグラム:https://www.instagram.com/npo.i.sierra/
Facebook:https://www.facebook.com/npo.i.sierra/
みえアウトドア・ヤングサポーター あいりさん、ももこさん
自然環境と人との繋がりの素晴らしさを伝えるとともに、アウトドアにおける安全管理・リスク管理・危機管理に関する知識や技術を伝える活動や、アウトドア活動事業のサポート・連携企画などを実施しているみえアウトドア・ヤングサポーターのお二人にもご協力いただきました。
安心・安全にイベントが実施できるよう、万全の態勢で臨みます!
9時30分、エアーホーンが鳴り響きます。
いよいよ、熊野川の旅がスタートです。
ワンちゃんも救命胴衣を着用してご主人様とSUPを楽しんでいます。
コースの途中では急流の場所もあり、スリル満点。
オールを駆使して波を回避しながら進みます。
ワンちゃんも揺れる船体から落ちないように低い体勢で対応しています。
奇岩 釣り鐘石が見えたら、ゴールはもうすぐそこ!
ゴールではスタッフの方がのぼり旗を振ってお出迎え。
無事ゴール!疲れは見えますが、皆さん達成感が伝わってきます。
ゴールされた参加者に感想を聞いてみると「初めての体験でとても楽しかったです。景色も見ながら有意義な時間が過ごせました」と充実感いっぱい。
「飛雪の滝キャンプ場」ではふるまいをご用意。協議会会員市町(熊野市、紀宝町、松阪市、大台町、紀北町)の自慢のグルメがずらり。
飛雪の滝を眺めながら地元のおいしいグルメを満喫。
愛知県から参加された女性二人組「以前SUPを体験して、楽しかったので
今回は自分のSUPを準備して参加しました。また来たいです!」と最高の笑顔。
飛雪の滝に隣接したテントサウナを無料開放。また参加者特典として、「入鹿温泉ホテル瀞流荘」「湯元山荘 湯ノ口温泉」の温泉入浴券もプレゼント!
「川下り×三重の食×テントサウナ・温泉」と、熊野・紀宝ゾーンの魅力を満喫し、心も体も大満足の様子でした。
<関連リンク>
三重まるごと自然体験
https://www.taiken.pref.mie.lg.jp/
三重の里 いなか旅のススメ
https://www.sato.pref.mie.lg.jp/